入居までの手順

step 5-1   オフィス移転説明会の開催(移転作業がスムーズに運ぶポイント)

事前に社員には移転説明会を開催して、移転作業の具体的なスケジュール、手順などを説明します。同時に、セクション毎、個人毎の作業分担を明確にして、移転当日に混乱のないようにしましょう。 移転日の直前に、運送業者より梱包資材が届きますので、キャビネット毎、机毎に梱包します。搬出する物には行き先、所有者がわかる様に統一したラベルを付けて搬入時に迷わないようにしましょう。 決定したレイアウト図面、家具、梱包したダンボールに共通のナンバリングをするのが一般的な引越しの手順です。机やキャビネット、ロッカーなどは中身を別にしておきましょう。また、引出しや扉は運搬中に開かない様にして、棚板もひとまとめにしてキャビネットの下部に置きます。この作業は、引越し業者が行ってくれますが、個人でされる場合は、ガムテープではなく養生テープを使用してください。什器・備品にガムテープを使用すると、はがしたあとや粘着部が残ったままになります。実印や重要書類、個人の印鑑などの貴重品は個人で運びましょう。また、コンピュータやコピー機などは、移動後の調整やテストランが必要なため、メーカーやソフト会社等、業者との充分な打ち合わせが必要です。

ラリベングの必要性
荷物の移動は、全てラベルに記入された番号等によって行われます。ラベルが貼っていない物は、その場に残されたり、行方不明になってしまうので注意しましょう。 引越作業が円滑に運ぶためにも、ラベルに工夫をしておくと便利です。例えば、同じダンボールでも個人の書類なら社員の名前を記載します。また、行き先別(ビル別・フロア別・部署別など)に色分けしてみるとわかりやすいでしょう。
ラベリングの注意事項
移転当日、かなりの確立で発生するトラブルが荷物の誤搬入です。 あらかじめラベルを貼り、どの荷物をどこへ運ぶか明確にしていたはずなのに、当日のバタバタした作業の中で行き先を間違ってしまう物が出てきます。考えられる原因は、ラベルの貼り方です。 ラベルは段ボールや什器の上に1枚貼っただけでは足りません。なぜなら、上に荷物を乗せてしまうとラベルが見えなくなってしまうからです。横に貼る場合にも同様で、他の荷物が隣に置かれてしまうとラベルは見えなくなってしまいます。上や隣の荷物が別のラベルだった場合には、ラベルが見えない荷物も見えている荷物と一緒に運ばれてしまい、結果的に違う場所へ行ってしまうことになります。 行き先のラベルは大きく、見やすく。 そして一面だけではなく、最低でも二面、できれば三面に貼りましょう。 そして荷物を積み重ねたり、隣り合わせに置いたりする場合には、できるだけ同じラベル同士の物でまとめておくことが、迷子を減らすポイントです。